
総削り出し
パター『鳴』
IWA COLLECTION
伝説の117クーペを作り続けた男が作った、
ソフトブロンズ総削り出しパター。
その名は 『鳴』
揺るぎない技術
当時は必ずと言って良いほど、新型エンジンの試作用バルブの製作依頼が舞い込んで来ていた。
バルブの材料は焼き戻しをしない超耐熱鋼で、想像を絶するくらい加工が困難でした。
しかし、熱を加えないで鋼材を切削するので、小気味のいい切削音が聞こえてきます。
特に、硬ければ硬いほどその切削音も高くなります。
金属を知る者にとって、音と金属は切っても切れない間柄です。
古い時代より、人は金属の良し悪しを叩いて確かめていました。
叩くことで、金属の生命に近い響きがわかるのです。
金属を使う限り、その行為は変わることなく、続けられるでしょう。
音へのこだわりは、金属との対話を大切にするところにあります。
弊社の技術者たちは、音を聴き、金属の息吹を感じ、加工をおこなっているのです。